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ツボを掴む努力 [仕事・職場を考える]

 武道では技にツボがあり、ツボを掴む努力が必要である。人生も同じで、努力が不可欠なことは言うまでもないが、漫然とやるのではなく常にツボはどこかと探り、はっきりとツボを掴むことが重要である。努力が報われないと嘆く以前に、こうした「ツボを掴む努力」の有無を自らに問う必要がある。

 自分に言い訳するために、あるいは他人に見せかけるために、努力したふりをしない。ツボを掴む努力は、一段と高い水準の、きつい、本質的な、研ぎ澄まされた努力である。問題意識を醸成するためにはノートを使い、考えたことを記すと効果が上がるのである。

 目標を明確に意識することも重要である。目標達成の形を実際に目で見て、学び、触り、体験し、質問し、ノートに記すことも重要である。

 例えば私の人生のツボは「睡眠」である。ナポレオンとは異なり、私は長時間睡眠型の人間(long sleeper)である。何はともあれ、夜は早めに眠ってしまう。翌朝、早起きすると効率も機嫌もいい。大人のくせに7、8時間も眠るのかと飽きれてしまうのだが、衣食住があれば睡眠以外の条件は取り立てて必要でなく、費用も掛からないから、単純で健康な体質である。

 減量では夕食がツボで、夕食から米飯やアルコールなどの炭水化物や糖質を抜いてしまい、野菜などの食物繊維、乳製品、果物、豆類に代替すると、効率的に痩せることができた。自分が口に入れるものに責任を持つ。歯科治療、有酸素運動もツボである。

 貯蓄では天引き貯金、家計簿、節約の習慣ががツボであろう。語学学習では授業やラジオ講座を受けたら、5分でもいいから直ちに「1回目の復習」をするのがツボである。
 
 武道では実践が一瞬で決まることが分かる。ツボを意識し、相手の殺気を感じ取った途端、ツボを掴んで反撃を加える。人生でもビジネスでも実践は一瞬である。例えば取引、売買、人間関係などもそうであろう。本質の判断は一瞬である。日ごろからツボを掴むことが重要である。

過労を防ぐ決め手 [仕事・職場を考える]

 私も過労死しそうになったことがあったので、過労について深く考え、達した結論がある。

 「心身の健康」と「負債・出費」はトレードオフの関係である。労働者として心身の健康を維持するためには、家計から贅沢や見栄を省き、出費を抑えて貯蓄を増やすほかない。貯蓄が増えれば増えるほど、仕事が楽になっていく。負債・出費が増えれば増えるほど、仕事がきつくなっていく。

 過労から身を守る決め手は「負債がないこと」と「1年分の生活費の貯蓄」である。就職したての若者は車・住宅のローンをせず、約200万円の貯蓄をつくれば、まず過労にはならないのではないだろうか。金額は異なってくるのだろうが、中年でも高齢でもこれは変わらない。

 もし同一の職場に「手取り年収600万円、負債2,000万円、貯蓄200万円、年支出600万円」の人と「手取り年収400 万円、負債ゼロ、貯蓄300万円、年支出300万円」の人がいたとしたら、前者は後者よりるかにきつい、長時間の仕事をやっているのではないだろうか。前者の貯蓄は4カ月分の支出にすぎない上、負債もあり、家計としては弱い。後者の貯蓄は1年分の支出で、負債はなく、家計として強い。家計が弱いと仕事がきつく、家計が強いと仕事が楽である。
 
 手取り年収は多いに越したことはないが、手取り年収が多くても必ずしも家計が強いとは限らない。家計を強くすれば過労にはならないのである。心身の健康に余裕ができれば、その余裕で余分の仕事をして、出世を狙うのである。ただしあくまでも勤倹節約の生活が前提である。

 私は着られなくなるまで衣服は使うし、スマホや車も持たず、勤倹節約は少し不便だなと思うことがある。見栄を張らないので、贅沢をする人間には奇妙に思われることがある。

 しかし開発途上国の人たちの生活を考えてみよう。食べ物ばかりか、きれいで安全な水を口にできるだけで、感激する人たちもいるのである。井戸の周りで乱闘が生じることだってある。大人たちが勝手に始めた戦争で勉強が中断され、命を脅かされ、涙を流している子どももいるのである。そういうことを考えてみれば、水が使えるばかりか、衣食住が確保でき、何とか仕事ができるだけで、実は本当に有り難いことで、世界でも限られた人間しか享受できないことである。

 教育を受けた先進国の人間なのだから、強い家計づくりなど、努力と継続があれば簡単なことである。大したことではない、自分なら必ずやれると思い、取り組んでいる。勤倹節約だけではなく、体力づくり、勉強なども、実は大したことではないのである。

プロフェッショナルとトレーニング [仕事・職場を考える]

 強い家計のためには、まず「節約できて貯まる仕組み」を構築して維持・改善することが重要である。毎月の固定費を思い切って減らすことが大切である。一切の負債や買掛金をゼロにするのはもちろんのこと、車・スマホを持たず、贅沢をしない。一括払いできるものは1年~数年払いして、毎月の固定費から除いてしまう。

 このごろ通信費が減って4,000円ダウンした一方、語学その他の授業料が発生し、16,000円アップになっている。差し引くと12,000円のアップである。毎月の貯蓄額を減らすわけにはいかないから、3紙も取っている新聞を全て止めるか、他に12,000円分を減らす部分を探すほかないので、いろいろと考えている。省エネ・健康維持はうまくいっているので、この授業料はどうするかと考えている。

 学者・教員であった本多静六はむしろ「学問を切り売り」して、執筆に時間を割いたり臨時講師をやったりして、本業に関係があることで少しでも稼いでいる。稼ぐ、何かを金に換えて収入を得るということは、その金額の多寡に関係せず、プロフェッショナルの世界である。何かを習うというのはトレーニングである。プロフェッショナルになるにはある程度のトレーニングが必要なことは言うまでもない。

 本多静六には現代で言う「自己投資」という概念はない。苦学して学んだ後は、貧乏脱出のため、身に付けた学問を生かして懸命に稼いでいるのである。

 家計経済の師である本多静六であれば、教条的になる必要はなく、目的があるのなら金を出してトレーニングを受けよと言うのか、キミなら自己投資とやらをするよりも稼げると言うのか、考えてしまう。

パワハラと過労死 [仕事・職場を考える]

人間は内面から崩れる
 特捜から起訴され、収監された作家の佐藤優はロシアの友人から「人間は内面から崩れる」と忠告を受けたそうだ。極限状況に追い込まれた時、必ずしも自分はもう駄目だと思う人間ばかりではない。尊厳を保つ人間もいる。人間は「自分はもう駄目だ」と思うからこそ、惨めな存在になり下がってしまう。尊厳を保つために負けない人間になることが重要である。自分は負けないと頑張り、正しいからこそ弾圧を受けるのだという思想を持つ必要がある。弾圧者はやはり被弾圧者が尊厳を失い、自暴自棄になってもらうのが都合がいいのである。

企業の虐待
 パワハラや過労死、過労自殺が話題になっている。アルコール依存症の上司・先輩の専横や恫喝、ハラスメント、女性であればセクハラに遭うことがある。パワハラが横行する職場では大抵、革新や進取を毛嫌いする風土がある。老人支配組織である。電通などもそうだろう。パワハラを受けるのはひょっとして老人の地位を脅かす存在だからなのかもしれない。組織の中にいる老人は本音では若者が大嫌いである。

 NHKで以前、ボスザルに地位を譲った前ボスザルは、ボスザルのポジションを巡る闘いに影響するという番組を放映していた。前ボスザルは「勝ちそうなほうに加勢する」らしい。つまりボスザルAに地位を譲った前ボスザルXがいて、ワカザルBがAに挑戦するとする。Xはじっと闘いを観察し、Bが勝ちそうになるとBに加勢し、Aが勝ちそうになるとAに加勢して、いずれのケースでも恩を売る。勝ちそうなサルに加勢しておけば前ボスザルとしての安泰だからである。Xは節操がない。AとBが話し合い、Xは悪事を働くだけだから、まず共同して攻撃しようという話にはならないらしい。Xを群れから追放し、悪のシステムを変えることはいわば革新である。

何よりも革新を恐れる
 経営者もこんな感じで、サルと大した行動が変わらない。人数が多くて元気もある若者が団結して革新を行うのが何よりも恐ろしく、必死にハラスメントにリソースを費やすのだろう。電通では社内で、裸踊りだの傷害事件だのが生じているそうだが、結局、若者同士を仕事以外の無意味なことで消耗させ、上に歯向かうのを防いでいるわけである。賢い人間は徹底的に弾圧される。

 定年制があるのは「老人は悪事を働く」という前提がある。国は年金支給年齢を引き下げ、定年を以前のように55~57歳にすれば活力が生まれるのではないだろうか。今は逆をやっているというわけである。

体重が正常に [仕事・職場を考える]

 BMIの数値が25未満となり、WHOで定める肥満気味( pre-obese ) から外れて、正常範囲( normal range )となった。WHOの基準では肥満( obesity )でも、超過体重( overweight )でもないのである。

 よし、これで国際的にやっていけるぞ! と本気で思う。私は日ごろから海外との縁があるから、こうした小さな出来事も自信につなげたい。

 クリスマスパーティーで知り合いの参加者に尋ねてみたところ「あなたは太っていない」と言われたから、見た目にも太っていないのだろう。次の目標は…と考えると、日本肥満学会ではBMI22を標準としている。一方、WHOではBMI18.5以上25未満を正常範囲、さらに正常範囲を2つに分け、BMI23未満をcut-off pointとしている。だから私の次の目標はBMI23未満とすればいいのだろう。

 去年の取材で、近くの医科大学の教員の講演を聞き、世界的には健康寿命(HALE=healthy life expectancy)という概念が唱えられていることを知った。死亡以前に疾病にかかっている月日が長いほど、苦しむことになるし、家計にも負担になる。だからできる限り健康である必要があるという考えである。

 こうした合理的な考えに基づき、喫煙やアルコール、過労を避けるのはもちろんのこと、早寝早起き、定期的な運動、カロリーコントロールを取り入れ、できればノンミートイーター(肉類摂取を避ける)に近い食生活を取る必要がある。健康で心身が快適なのは何よりの宝であり、幸せの源泉である。