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映画「めぐり会う日」 [生活]

 きのうは時季遅れの夏季休暇が取れたので、夕方、映画館に行った。フランス映画の「めぐり会う日」を見た。養子という生い立ちの女性が実の母親を探す物語である。意志強固な主人公は時折、脆い心も見せている。複雑な生い立ちを克服するために、人生に余分なエネルギーが必要なのだろう。もちろん本人の責任ではないのだろうが、主人公が問題を引き受けざるをえず、何とも辛そうである。そして主人公の不安定な心理と生活に影響を受け、息子までぐれそうであった。しかし主人公が母と再会し、主人公と息子、母が飼う犬たちがそろうシーンでは未来への希望が見えたのが救いであった。背景に出てくるフランスの風景は工業地帯だったり貧しい街角だったりしてあまり美しくなく、単純ではない人生の心象風景がよく出ていた。

 不幸を見つめるとき、もちろん原因を明らかにし、問題解決の手立てを考える必要がある。しかし手に負えるか、どのぐらいエネルギーが必要なのかも考える必要がある。手に負えない時は、時期を見て問題解決を先延ばしすることも必要だろう。ブッダは勤めることで世を照らす人になれと言った。不幸に至った時、人の助けや神の加護を得たいだろう。そしてそうしたことも時には必要である。しかし明るい人生を歩むためには、自分自身の内面からエネルギーが出て、自分ばかりでなく世を照らす人にならなければ不幸は克服できないのだろう。
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スパイを騙す [職場を考える]

 会社では何人かが私の様子を探ろうとしていて、今もそうであるらしい。辞めさせたいのだから私の弱点を探しているのだろう。しかし彼らの活動は以前ほど盛んでない。

 数えてみるとスパイは5,6人いて、そのうち2人までここ半年で転退職してしまった。会社は転退職を考えざるを得ない人たちを利用していたのだろう。争いにならないように、私は彼らを責めず問われれば、冷静に偽情報を渡していた。

 例えばプライバシーに関わる話では、幾ら嘘を言っても彼らは検証しようがないから、本当に信じ込んでしまう。

 私は彼らのうち1人を昨年、決定的なところで騙すことができた。会社はショックを受けていたらしく、今思い起こしても痛快である。

 大抵スパイというのは片方の側にいるのではなく、情報を自分の利益のためにあっちに言ったりこっちに言ったりしている。2~3重スパイである。嘘も方便という。方便というより戦略でスパイは利用するだけ利用すればいい。

 相手を騙すには演技力が必要で、私は自分で演技はそんなに得意だと思っていない。しかしスパイというのは不誠実だから、上っ面の言葉を信じ込みやすいらしい。嘘を言っても通用してしまうわけである。

 常識人であれば嘘はいけない、人間は誠実でなければならないと思うだろう。しかし私は誠実でない会社に勤めているのだからこうした考え方は弱点になる場合があるだろう。だから「嘘つきには場合によっては嘘を言ってよい」(あるいは「嘘つきには信用していないと告げる」)という価値観を持っている。嘘つきといっても私は人間関係を慎重に選んでいるから私の身の回りには嘘つきはいなくて、会社の中だけの話なのである。

 彼らのやり方といっても、限られている。

(1)行き付けの飲食店で一緒に飲食して話を聞く。会社から交際費を支給されていることがある。
(2)休憩時間中に尋ねる。喫煙所、昼食のための飲食店、通勤路、トイレなど場所は限られている。
(3)携帯電話にかけて尋ねる。
(4)一緒に出張すると、出張時に尋ねる。


 対策として…。
(1)飲食に誘われれば数か月の単位で根気よく断り続けるとよい。あるいは生返事をして具体的に誘われると「きょうは重要な関係者と会う」とでも言い、断るのである。普通だったら諦めるのだがスパイだからしつこく誘ってくる。放っておくのである。なお相手の行き付けの飲食店でない所に行きたいと言うと、異様に警戒するのが滑稽である。スパイ活動は自分の陣地でしたいものらしい。

(2)相手が偶然を装って故意に接触してきているのかどうか判断する。偽情報を渡して、情報の出回り方を調べる。

(3)テスト的に相手の携帯電話を着信拒否にする。「着信拒否になっていた」と相手の不満を言ったら、解除する。これを繰り返す。

 スパイは「俺は相手を裏切るが、相手は私を信用してほしい」とエゴイスティックに願っている。だからバランスを取って、何らかの行動でスパイには「私はあんまりあなたを信用していませんよ」というメッセージを暗に伝えることである。するとスパイは「俺がスパイだということが分かっているのか」と脅えることになる。

 武道で言えば間合いを取るのと同じで、相手の攻撃をかわすよりも間合いを取るほうが効果が挙がることがある。

 なおスパイというのはヘビースモーカーが多いらしい。繰り返し日常的に「私は副流煙を吸うのが苦痛である」と公言しておく。副流煙を避けていると、自然にスパイとの接触回数がぐんと減ってしまう。スパイは副流煙と共にいるものらしい。汚らわしいものなのである。
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風邪気味か [職場を考える]

 パワハラへ対抗しているので、会社でストレスが掛かるのは仕方がないことである。毎年なら年2回ほど風邪を引いていたが、今年はまだ1回もない。土曜日の晩、頭痛がした。どうやら風邪の手前の症状らしい。発熱もなく病院に行くほどではない。早めに休んで葛根湯を飲んで休むことにした。じたばたしても仕方がない。眠るしかないのである。
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良友は得難し [職場を考える]

 良友は得難いから大切にするだけでなく、相手の水準から落ちないように必ず自分も努力する必要がある。良友は-必ずしも友人というわけでなく広義での意-自分のためになる厳しいことも言ってくれる。厳しいことを言ってくれるのだから、努力して相手に追い付き、良友を友としなければならない。良友と、そして良い習慣には必ず努力が必要である。ブッダは良友を得れば人生の半分ではなく、全部が成功であると言ったらしい。自分自身も良友となるように頑張らなければならない。
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シェークスピアのシャイロック [仕事]

 シェークスピアの「ベニスの商人」で登場する債権者シャイロックは消費貸借契約の担保として、債務者の血肉を請求する。債務者の血肉1ポンドをもらうというものである。現代の民法では公序良俗に反し無効となるだろう。シャイロックも裁判官に事実上、無効を言い渡される。シャイロックの要求は残酷だ。さて現代人は進歩してシャイロックほど残酷ではないのだろうか。私はむしろ現代のほうが17世紀よりも残酷にみえる。
 
 例えば生命保険。自殺しても遺族に支払われるものだから、債務に苦しむ経営者の自殺が生じる。経営者に限らず個人でも住宅ローンを組む条件に生命保険に加入しなければならないケースがある。経営者が失敗したら死なねばならないのはおかしいし、個人であっても住宅ローンを組むときに生命保険を掛ける感覚はおかしい。経営や住宅よりもなによりも人間の生命が大事なのではないのだろうか。この世に受けた生を生き切ることが、金銭よりも重要である。

 現代人はシャイロックが残酷と批判できるだろうか。金融業者が血肉どころか生命を飲み込んでいいはずがない。現代はシェークピアの時代と変わっていない。

 大企業は社員に団体生命保険を掛ける。社員が死んだら数千万~1億数千万円の保険金を受け取る。こうした制度は戦前にできたものらしいが、残酷ではないだろうか。会社は社員が過労死すればするほど営業外利益になるのである。経営陣は経営が苦しければ部下たる社員が過労死するように無意識で願うのではないだろうか。

 シャイロックは悪魔の象徴のようなものだ。しかし現代にも悪魔がいる。悪魔と取引して生命を引き換えに、見かけは豊かな、そして空虚な生活を送ってはならない。

 たとえ質素でも生命や健康が真に重要なことである。

 

 
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