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微生物集団に栄養を [自分の体は自分で守れ]


腸科学 健康な人生を支える細菌の育て方

腸科学 健康な人生を支える細菌の育て方

  • 作者: ジャスティン ソネンバーグ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2016/11/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



 ヒトの大腸には1,000種類を超える微生物集団(約1kg)がいて、活動すると医薬品のような化学物質を作り、病原菌を退治したり、ヒトの免疫を強めたりしている。この微生物集団は常に腹を空かせ、エネルギー源である炭水化物を欲している。

 炭水化物には3種類あり、でん粉質や砂糖などの単糖類、野菜・果物・豆類など複数の単糖類が結合したもの、セルロースなどの多糖類である。単糖類は小腸で吸収されるので、微生物集団が棲む大腸には届かない。複数の単糖類が結合したものは小腸で消化されにくく、大腸まで到達し、微生物集団の栄養となる。多糖類は消化されず、そのまま排泄される。微生物集団にエネルギー源を与えるには、複数の単糖類が結合したもの、すなわち、野菜・果物・豆類などを積極的に摂取するとよい。

 食物繊維を摂取することが重要なのだが、一般的な食物繊維の定義が曖昧なので、この図書ではMAC(microbiota accessible carbohydrates)と呼んでいる。マイクロバイオ―タ(微生物集団)が食べる炭水化物という意味である。

 痩身を保つには、摂取する炭水化物を少なくするのではなく、MACを多く摂取する必ようがある。パンや米食などの口当たりのいい炭水化物ではなく、野菜や果物などの食物繊維が多い-MACが多い ーものを食べる必要があるのだ。

 微生物集団が活発に活動すると、心身が強くなり、減量にもなる。現代の欧米化されたメニューでは、小腸から直接吸収される炭水化物ばかりで、微生物集団へのエネルギー供給が疎かになっているという。

 この図書には私がここ1年間、取り組んできた減量と一致する記載がある。大腸に棲む微生物集団の働きはヒトの性格を形成し、冷静さ、賢さ、記憶力の向上にも関係しているらしい。

 働きは未解明とはいえ、人間は1kgの微生物集団と共に生きていることを自覚し、口にするものをよく考え、彼らに有利な条件を与え、仲良くすれば、健康で明るい人生が待っている。
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