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休息 [自分の体は自分で守れ]

 週明けから右耳に高音の耳鳴りがするので、木曜日に有休を取って休んだが、土日は朝から低音の耳鳴りがする。治りかけなのだろうが、きょうの英検受検を見送った。英検は毎年3回もあるが、右耳は1つしかないのだから仕方がないだろう。パワハラによって負荷が掛かり、ストレスが強いのだろう。

 会社は図書の出版や物品の小売に当たり、滞留在庫を作りがちな判断をする。図書に至っては発行する度に倉庫に未開封の図書が山積みになっていて、2年ぐらいたつと裁断される。まるで裁断するために印刷しているようかのようである。なぜ代表取締役が繰り返し、このような判断をするのか奇妙に思い、財務会計の図書を読んで考えてみた。

 例えば現金2,000千円があって、全額を使って2千冊の図書を印刷したとする。費用は1冊当たり1千円とする。1冊1,500円で販売したが、50冊が売れると収益は750千円になる。一方、150冊は在庫になる。この時、資産(2,250千円)=現金(750千円)+在庫(1,500千円)、費用(500千円)となる一方、純資産(2,000千円)、収益(750千円)となる。収益のうち利益は250千円である。

 しかし年数がたつと在庫1,500冊が滞留在庫(価値:0千円)になる。在庫を処分すると、資産(750千円)=現金(750千円)+在庫(0千円)、純資産(750千円)となる。当初、2,000千円を掛けて、2千冊を印刷したのに500冊しか売れないと、もともとの現金=純資産が1,250千円も減ってしまう。

 今回の代表取締役の判断は上記とほぼ同じで、1か年の事業年度では見掛け上、僅かな利益(250千円)が出る一方、複数年の事業年度で見ると、純資産(1,250千円)が失われるという結果となる。

 代表取締役がこうした判断をする理由として、当面の任期中(2か年)の見掛け上の利益を挙げたいと欲求があって、会社から現金が失われることについて軽視していると考えられる。

 会社には1億数千万円の滞留在庫があるそうだが、棚卸も長年、いい加減で評価そのものが正しいかどうか分からない。10tトラック5台分だという。

 会社から現金=純資産を減らさないためには、評価損の費用を利益から捻出する必要がある。会社の利益はせいぜい10,000千円だから、利益の全額を在庫処分に回して、利益0円として10カ年続ける必要がある。会社が本来やらなければいけないのはこうした経営である。過去の積もり積もった負の遺産を長期にわたって取り組む。仕事としては撤退戦のようなもので、あまり面白味がないものと言えるだろう。

 滞留在庫は有利子負債と同じ働きをしている。会社の収益は7~8億円台だから、もし1億数千万円の有利子負債があるとしたら、まだ月商の3倍以内だから余裕があるだろう。しかし滞留在庫の評価額自体があんまりはっきりしないものなのである。もう少し多いのかもしれない。

 収益を上げろ上げろと上げて、利益を出すだけでは経営は改善しない。財務会計を勉強すると、見えなかったものが見えてきた。
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