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映画「めぐり会う日」 [生活]

 きのうは時季遅れの夏季休暇が取れたので、夕方、映画館に行った。フランス映画の「めぐり会う日」を見た。養子という生い立ちの女性が実の母親を探す物語である。意志強固な主人公は時折、脆い心も見せている。複雑な生い立ちを克服するために、人生に余分なエネルギーが必要なのだろう。もちろん本人の責任ではないのだろうが、主人公が問題を引き受けざるをえず、何とも辛そうである。そして主人公の不安定な心理と生活に影響を受け、息子までぐれそうであった。しかし主人公が母と再会し、主人公と息子、母が飼う犬たちがそろうシーンでは未来への希望が見えたのが救いであった。背景に出てくるフランスの風景は工業地帯だったり貧しい街角だったりしてあまり美しくなく、単純ではない人生の心象風景がよく出ていた。

 不幸を見つめるとき、もちろん原因を明らかにし、問題解決の手立てを考える必要がある。しかし手に負えるか、どのぐらいエネルギーが必要なのかも考える必要がある。手に負えない時は、時期を見て問題解決を先延ばしすることも必要だろう。ブッダは勤めることで世を照らす人になれと言った。不幸に至った時、人の助けや神の加護を得たいだろう。そしてそうしたことも時には必要である。しかし明るい人生を歩むためには、自分自身の内面からエネルギーが出て、自分ばかりでなく世を照らす人にならなければ不幸は克服できないのだろう。
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