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続く座敷牢 [仕事・職場を考える]

 職場では63歳の嘱託者と共に座敷牢にいる。彼は会社の物品と図書の100,000千円以上の死蔵在庫のうち物品部門で40,000千円分の死蔵在庫を積み上げたかどで、2013年、定年を機に取締役を下ろされ、追い出し部屋に入れられた。彼は代表取締役の代わりに責任を取らされ、当時の代表取締役は6月、退任して相談役としてのうのうとしている。

 前代表取締役は性格として失敗を認めないらしい。ところが経営を見ると、同時多発的に問題が発生して、4期8年で売上を約15~20%も下げている。経営問題のうち最も大きなのはこの死蔵在庫である。取締役も代表取締役も同じ程度に企業会計に無知だと、こうして基礎的な経営問題が生じて、責任の押し付け合いということになる。2012年、税務調査が入り、これが長年隠しおおしてきた死蔵在庫が表出したきっかけになったらしい。

 死蔵在庫には物品と図書の2種類がある。物品については長年、在庫管理がいい加減だったもので累積していた上、2005年の大量購入で拡大し、2012年の税務調査で顕在化したものらしい。図書については、数年前、委託先から大量に返本されたことがあるらしい。

 前代表取締役が2013年ごろから重い腰を上げて死蔵在庫問題に挑んだが、あまり減っていないようだ。会計上、廃棄処分して損失として処理するにしても税引前利益が年10,000千円しか出ないのだから、その範囲でしかできない。10年以上かかる計算である。

 前代表取締役は死蔵在庫を日の目に晒すようなことはまさに「失敗を認めること」になるので嫌ならしい。そのため物品部門を解体した上、新体制で引き売りをさせている。ところがもちろん死蔵在庫なのであまり売れない。ニーズに合わなかったり、陳腐化していたりするのだろう。

 売れないので増やした人間のうちの誰かのせいにして人間を入れ替え、対応するらしい。失敗を認めるのが嫌というのはまさに幼児的だ。トップの性格が組織運営にそのまま反映していると言えるだろう。

 前代表取締役が就任したのは2008年だったから、上記の2005年の大量購入の決済をしてはいないのだろう。しかし負の遺産があっても責任を取らなければならない。会計知識がない上にこうした無責任があると、会社におかしなことが生じるというわけである。

 私はこうした彼の意図を察知して、2013年春にこうした仕事を引き受けなかった。例え責任を部下の誰かに押し付け、退職に追い込んだとしても、それを続けてやらなければならない。そして死蔵在庫はちっとも解決しないのである。本当にやらなければならないのは代表取締役の首をすげ替え、経営方針を改めることでしかなかったであろう。
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