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パワハラで動揺する人、パワハラをして動揺する人 [仕事・職場を考える]

 私は、臆病な性格で、とっさのことに動揺してしまう。ワルというのは、相手をよく見て、自分に有利な瞬間に、相手を脅して動揺させて、その隙に交渉していく。だから、動揺をした時、自分でその動揺を自覚して、冷静に対処する必要がある。

 私は、職場で酷いパワハラを受けていた時、パワハラの加害者の1人で、会社労組の役員に、エレベーターの中で、一緒になった。いわば密室である。彼は、薄笑いを浮かべながら、「(そんなに私を警戒しないで)普通に話そうよ」と、私に話しかけた。私は、何となくムッとしたが、冷静になって、「①そうですね、これからは普通に話しましょう。②しかし、あなたは大丈夫でしょうか? 顔色が悪いですよ」と、相手の顔を心配そうに覗き込んだ。すると、労組役員は、「えっ!」と小声で叫んで、みるみるうちに顔が真っ青になって、体が脱力したようになった。彼は、エレベーターを降りた後も、激しく動揺していた。私は、彼の姿にちょっと驚いた。

 パワハラ攻撃をする立場に立ってみよう。攻撃する瞬間というのは、攻撃側にも隙が出来る。相手が予想外の反応をした時、ちゃんと防ぎきれるか、不安なのである。労組役員は、会社や労組の命令で、懸命に私へパワハラをしているのだが、彼自身、職場で弱い立場なので、汚い仕事を押し付けられている。だから、ミステークをすると、会社から処罰を受ける恐れがある。

 パワハラを受けて、たとえ動揺したとしても、パワハラに対しては、冷静に応えるべきである。相手は、「普通に話す」ことを、提案しているのだから、yesかnoかを、冷静に意思表示すればよいだけだ。私は、yesと言って、相手の提案を受け入れている(①)。頭にきて、相手に掴みかかったり、大声を出したりすれば、相手の思うつぼである。

 そして、その後、私は、労組役員の身を心配した(②)。実は、労組役員は深酒するらしく、顔色がいつも浅黒かった。だから、私は、彼が肝臓でも悪いのであろうかと、続けて発言したのである。しかし、労組役員は、自分の不安感(会社から処罰を受ける恐れ)を突かれたと勘違いして、動揺したのである。これは、正確には大いなる思い違いなのだが、相手を動揺させようとして、自分に隙ができて、自分がこけてしまった例ともいえるだろう。

 悪巧みというものは、あまり複雑なものではなく、仕組みが簡単なので、悪巧みに対しては、どういう仕組みになっているのだろうかと、好奇心を持って考えるとよい。そして、冷静に応えればいいのである。ワルは、相手に心の余裕があるとみると、自分のほうには心の余裕がないものだから、震え上がってしまうことがある。なお、労組役員は、私へのパワハラをしている最中、これとは関係なく、自分自身の仕事のミステークで、懲戒処分を受けた。

 取締役の1人は、私へパワハラするために、この労組役員との間で、内線で連絡を取り合っていた。労組役員が出張中で、代理で私が内線を受けると、取締役は激しく動揺した。私は、冷静に電話を受け応えした。「(労組役員の)Sはいますかね?」「失礼ですが、どちらさんでしょうか?」「(激しく動揺して、叫ぶように)工場の者ですけど!」「『工場』って、どちらの工場ですか」「本社工場です」「本社工場? ひょっとしてH取締役ですか?」「(悔しそうに)はい」「そうですね、Sさんは、きのうから出張中でここにはおりません」「はい」。なお、「工場の者」というのは、200人以上いて、とっさの言葉だとしても、ずいぶん考えのない表現である。パワハラをするように、こそこそ部下に命じている人間は、職場でも名乗れなくなるようだ。もしH取締役が強靭な精神を持っているならば、電話でもすかさずパワハラをするだろうが、彼はそうではないので涙声を出してしまった。なお、この取締役は、これとは関係なく、自宅の階段から落ちて頭などを打ち、救急車で運ばれたという。取締役にしては、ずいぶんと、精神的に虚弱な印象を受ける。これで経営が出来るのだろうか。

 悪巧みをする連中というのは、精神的に強靭かというと、強靭とはいえずむしろ弱く、動揺が日常生活に出るらしい。だから、パワハラ被害を受けないためには、普通程度の精神力が必要だといえるので、普段から心身の力を養っておくことが、予防法の1つとなるだろう。


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